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レバノン南部で2024年10月11日、イスラエルとの国境近くを走行する国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の車両=ロイター

 レバノンの親イラン組織ヒズボラとの戦闘を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は13日、同国とレバノンの国境を監視する国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)について、戦闘地域から即時に退去させるようグテーレス国連事務総長に要求した。政府が同日発表したビデオ声明で語った。

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 ネタニヤフ氏は声明で、UNIFILに戦闘地域からの退去を何度も求めたが拒まれたとし、退去拒否を「ヒズボラのテロリストに人間の盾を与える」と批判。「彼ら(UNIFIL)の安全を確保するシンプルかつ必要な方法は、危険地域から退去させることだ」と述べた。

 UNIFILをめぐっては、イスラエル軍の攻撃などによる要員の負傷が相次ぐ。UNIFILの発表によると、11日にはレバノン南部ナクラにあるUNIFIL本部の要員1人が何者かの銃撃を受けて負傷し、5人目の負傷者となった。UNIFILに参加する英独仏やイタリア、中国、韓国など40カ国は12日、「攻撃を強く非難する」との共同声明を発表。攻撃の即時停止を求めた。

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